AstarポータルでASTRのステーキングができる、Astar dApp Stakingのversion3(以下v3)でのステーキングの方法をご紹介します。
当記事のスクショ画像は2024年2月時点のものです。Astarポータルサイトのバージョンアップ等で表示が変わっている場合があります。
v3の新しい仕組みについて
2024年2月に始まったv3ではステーキングの仕組みが少しだけ変更となりました。
ユーザー/ステーカー側にとって変更のあった大きな特徴としては主に以下の2点になります。
- 「Vote期間とBuild & Earn期間」という期間を区切った仕組みを導入
- ボーナス報酬制度の開始
まずはこれらを解説していきます。
この解説をスキップしてステーキングの手順を知りたい方はこちら
Vote期間とBuild & Earn期間とは
v3では、約4ヶ月に1度ステーキングが一斉に解除され、再度手動でステーキングを行う必要があるようになりました。
そしてこの4ヶ月という期間は、約11日間の投票期間(Vote期間)とステーキング報酬の発生する約111日間(Build & Earn期間)がセットになって1つのPeriodとされており、Build & Earn期間が終わると新しいPeriodに移行します。
以後、このVote⇆Build & Earnが繰り返されていきます。
それぞれの特徴
ユーザー/ステーカーがやることは?
次回のVote期間は、2024年6月15日~6月26日頃になると思われます。
現在は2期目に変わり、Vote期間中となっています!
ボーナス報酬とは
新たに、v3ではボーナス報酬という仕組みが導入されました。
Vote期間中はステーキングが解除され、Build & Earn期間が始まるまではステーキング報酬が発生しませんが、このVote期間の際に投票/ステーキングを行うことで、Periodの終わりにボーナスを獲得できる権利を得られます。
そのための条件がこちら。
Vote期間にステーキングを始められなかったり、Build & Earn期間中に他のdAppへ変えてしまったり、ステーキングを途中で解除した場合には、ボーナス報酬の権利がなくなってしまいます。
ボーナス報酬の権利がある場合は、Bonus Rewardsにチェックマークが付くようになります。
ボーナス報酬はいつ請求できるの?
例えば、現在のPeriod001で発生したBonus Rewardsは、Period002のVote期間に移行した際にClaimできます。
ボーナス報酬のClaimした分はロックされていない状態なので、ステーキングに回したり移動させることも出来ます。
v3の更に詳しい仕組みについて
Astar dApp Staking v3のステーキングに関わる部分を簡潔にまとめましたが、より詳しい仕様を知りたい方は以下のページで深堀りできますので、ぜひご覧ください。
v3のステーキング手順
ステーキングをする際にはあらかじめ以下の条件を把握しておきましょう。
Astarポータルでステーキングを行うには最低限必要なASTRの量が決まっています。取引所等でASTRを用意する際には不足にならないよう、以下の点に気をつけましょう。
- 最低500ASTRからステーキング可能。
- ステーキング後の残高が10ASTR以上残るようにする。(Claimのときのガス代として多めに残しておく必要があります)
取引所で入手する場合は最低でも511ASTRを用意しておけばOKです!
度々Claimをする予定がある人はもう1~2ASTR余分に用意しておけば、Claim時のガス代不足の心配が減るでしょう。
ASTRをメタマスクへ入金する手順についてはこちらの記事にまとめていますので、併せてご確認下さい。
Astarポータルのネットワークを確認
Astar PortalのdApp Stakingのページ を開きます。
まずは接続先のネットワークを確認します。
Astar zkEVM(L2)は、dApp Stakingに対応していないため、Astar(L1)になっていることを確認しましょう。
接続できるウォレット
Astar dApp Staking v3ではメタマスク等のEVM系ウォレットも、Polkadot.js等のNativeウォレットも同じ手順で行えます。
2024年3月末時点で接続できるウォレットは以下のものになっています。PCとスマホで接続できるウォレットはそれぞれ違いますので対応しているか確認しましょう。
PCで利用する際には、予め利用するウォレットの拡張機能をブラウザに追加・設定しておきましょう。
ステーキングの仕方
以下の説明では、PC(Webブラウザ)でウォレットはSubWalletを利用しています。
Astar PortalのdApp Stakingのページ を開きます。
(https://portal.astar.network/astar/dapp-staking/discover)
「Start Staking Now」をクリックします。
※先にdApp Stakingのリストからプロジェクトを選択した場合はSTEP3へスキップしてください。
「Vote for project」からステーキング先に選びたいプロジェクトを選択します。
ここでは一度に複数のdAppを選択可能です。
それぞれのプロジェクトにステーキングするASTRが500以上になるように、値を入力します。
ステーキング後の残高(Transfeable tokens)が10ASTR以上となるようにして下さい。
「Vote for more projects (option)」で更にステーキング先を増やすこともできます。
値を入力したら「Confirm」ボタンをクリックします。
ブラウザ拡張機能のウォレットが起動して、ポップアップが表示されます。
今回の説明では、SubWallet(PC版)を利用しています。
「Approve」で承認を進めます。
トランザクションが通り、無事にステーキング完了です!
ステーキング状況を確認する
投票/ステーキング後に現在のステーキングの状況を確認するには、AssetsページのStakingで見ることができます。
ステーキングしてるASTRを、移動/解除/追加するには?
My DAPPSの右側にあるManageの矢印から行うことができます。それぞれのアイコンの意味を以下に説明します。
Move (→) | 現在ステーキングしているdAppから別のdAppにASTRを移動します。一部または全部移動できます。移動先が最低500ASTRとなるようにする必要はあります。 |
Unlock (↑) | 現在ステーキングしているdAppのステーキングを解除します。解除した場合、ASTRのロック期間が10Era(約10日)発生します。 |
Add (↓) | 現在ステーキングしているdAppに追加でASTRをステーキングします。 |
いずれの操作の場合にもトランザクションを通す必要があります。
ステーキング報酬を請求する
Vote期間が終わり、Build&Earn期間に以降してから報酬が発生するようになります。この報酬はいつでも請求することができます。
Build&Earn期間の途中からステーキングを始めた場合は翌日(1Era経過後)から、報酬をClaim(請求)することが可能です。
AstarポータルのAssetsページからClaimできます。
Stakingの枠の右下にある、「Claim estimated Rewards」をクリックします。
ブラウザ拡張機能のウォレットが起動して、ポップアップが表示されます。
「Approve」で承認を進めます。
トランザクションが通れば、Claim成功です。
ステーキング報酬は「Transferable」に反映されます。
終わりに
以上がv3に移行後のAstarポータルにおけるdApp Stakingの仕方でした!
EVMウォレットとNativeウォレットどちらでもdAppステーキングができるので、扱いやすい方を選べるのは良いですね!
プロジェクトによってはNativeウォレットでステーキングをした場合、エアドロなどのプロジェクト独自の報酬還元が有る場合はEVMウォレットとの紐づけが必要になることもあります。プロジェクトのDiscordやXなどで予め確認しておきましょう。
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