Astar dApp StakingのVersion3(以下v3)が2024年2月13日にいよいよローンチしました!
dApp StakingにリストされているdApp(プロジェクトやサービス)は、v2のときと変わらず引き続きステーキング先として選択することができます。
ただし、ステーキングの仕様が少し変更になったので、Astar dApp Staking v3の仕様については@baoさんによるこちらの記事👇が詳しいのでそちらを参照して下さい。
2024年2月19日の時点ですでに65ものdAppsが登録されており、v3に移行後も新たに追加されていくdAppもありますので、全て把握できた上で紹介している内容ではありません。私個人で確認できている範囲でほんの一部ですがご紹介させていただきますので、参考にしていただけたらと思います。
ここも報酬あるよ!というdAppがあれば、X経由でぜひ教えてください~!
なお、紹介している内容はAstar Portal内のdApps listで掲載されている内容や、それぞれのSNSやコミュニティでのコメント等を参考にしております。当記事の記載内容に誤りがあればすぐに訂正いたしますのでご指摘下さい。
気になったプロジェクトがありましたらDiscordとかでより詳しい情報を入手してくださいね。
dApp Stakingで得られる基本報酬(Basic Rewards)とは別の、”ステーカー報酬”というのは一部のdAppが、”開発者報酬の一部をステ―カーへ還元する”と決めて独自で行っているものなので、基本的には登録されているほとんどのdAppにはそれがありません。
dApp Stakingの本来の設計思想では、開発者報酬があることによってdAppの運営や開発がより良いものになるものになることを期待され、それがAstar Networkの質や強みに結びついていく…と私は考えています。
なればこそ、ユーザーがステーキングをすればするほど、そのdAppの活動を支援する=Astarの発展に繋がります。
特に活動を支援したいdAppがない・知らないからということで上述したステーカー報酬を得られるdAppsを選択するというのも、もちろん投資目線では全然アリ!と私は思っていますので、ステーカー報酬目当てが悪いとは微塵にも思っていません。私もほしい!
ステーカーとしての報酬の形は、ASTRがユーザーに還元される、という形に限ったわけではありませんし、ユーザーに直接トークンとして還元されなくとも、dAppの活動や開発が進んだ先でサービスになり実績になり社会貢献になり…と何らかの形で成果につながることも、ある種のステーカー報酬なのかなとも思います。
Astarのエコシステムを一緒に作っていくというような思いでステーキング先を応援していけたら良いな、と思っています。以上余談でした!
トークン還元などがあるdApp
Astar Degens
Astar Degensは、ブロックチェーン技術とDeFi(分散型金融)による実用性と透明性の両方を最大化することを目指しており、Astarエコシステム内のプロジェクト等に投資しています。また、Polkadotや他のエコシステムへの拡大しより多くのチェーンとの互換性を持つことを計画しています。
本来、開発者向けの報酬として受け取っていた収益を、コミュニティの活性化と参加促進のためにユーザーの貢献への報酬として再分配することでステーキング報酬の革新をもたらし、dAppsの中でも早い段階でホルダーステーカーへの還元を行っていました。
再分配報酬の内訳
- 50%…Astar DagensのNFTホルダー(保有数に応じて報酬も大きくなります)
- 30%…Astar DagensのDAOトレジャリー
- 20%…dAppステーカー
報酬のタイミング
- 毎月1回スナップショットがある(dAppの開発者報酬を再分配)
- 四半期ごとのステーキングボーナス(ステーキング量によって増減)
Neurolanche X Labs
Neurolanche X Labsは、2021年に健康、教育、テクノロジーの分野で研究開発を行うために設立。トルコ発のチームで構成され、人工知能とアルツハイマー病をつなぐブロックチェーンベースのプロジェクトとして取り組んでいます。
2023年にAstar WASM(Astar Native)上でNFTコレクション「Neurolauncher」を発表し、ブラウザ上で遊べるマルチプレイヤーFPSゲーム(ブロックチェーンゲーム)の「zkStrike(旧Astar Strike)」を開発・リリースしています。
GameFiの他にも、2024年3月に感情を持つAIのプロジェクト、10月にはVRメタバースのプロジェクトを予定しているとのこと。$NEROXトークンの発行も予定されています。
報酬を受け取るには?
dAppステーカーへは、開発者報酬の25%を分配します。(5/25更新。v3移行に伴いこの分配は削除されたようです。参考)- NFT(Newrolancher)ホルダーには、開発者報酬の30%を分配します。
ゲームのプレイ報酬もあるよ
zkStrike(旧Astar Strike)のゲームイベントに参加すると、ASTRトークンの配布があります。(※今後ゲーム報酬として $NEROXトークンになる予定)
ゲームプレイでの報酬は、NFT(Newrolancher)ホルダーや、様々な提携プロジェクトのNFTホルダー(要申請)が対象となります。
HEALTHREE(ヘルスリー)
「HEALTHY and WEALTHY」をPURPOSEとして掲げ、「国内初のweb3ヘルスケアアプリ」として健康的で豊かな人生を歩む人を増やすために活動しています。web3ヘルスケアアプリ「HEALTHREE」を通じて、運動・睡眠・食事の3つの習慣化をアプリ内のゲーミフィケーションを通じてアプローチすることで人の健康習慣の構築に貢献します。
継続的な健康活動(睡眠・食事・運動)でトークンを獲得できるアプリ「HEALTHREE」をリリースし、2023年4月にはオープンβ版をローンチしています。現在実装されている機能は”運動(Walk or Run)”によるトークン獲得が可能です。(現在取得可能なトークンは$UHTのみで、これはアプリ内のみの利用に限られております)
◆累計2.1億円の資金調達を実施。web3技術を活用し、ヘルスケア市場への本格進出へ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000135849.html
◆「Pacific Meta」と「HEALTHREE」がパートナーシップを締結。海外展開を強化。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000109822.html
dApp Stakingの開発者報酬の使い道は?
v2のときと比べてステーカー報酬が一部拡大されています。
dAppのTier※が上がれば上がるほどステイカーに還元されるベースの還元率が上がるというソフトペグ方式が採用されました。
HEALTHREE dAppStaking v3 報酬還元方針
https://heal3.notion.site/HEALTHREE-dAppStaking-v3-071566406887478fb9f9d17737ecdf70
図の”ステーカー報酬で発生する事象”についてですが、これはつまり、報酬を山分けする分母(Heal3にステーキングしている人数)が大きくなると、他のPJには同じ額ステークしてるのに受け取れる報酬額が減ってしまうという問題を、Heal3では還元率を上げることで補っています。
ステーキング報酬を受け取るには?
- HEALTHREEへdAppステーキング
mooon
デジタルグッズ(NFT) をガス代やウォレット不要で配布できるサービス。普段使っているGoogleアカウントやクレジットカードを利用して、NFT配信によるマーケティングを行うことができます。
NFTや暗号通貨に馴染みのないユーザーにも配慮された直感的な操作ができるようになっていて、クリエイターを中心としたパートナーが多く利用しています。個人クリエイターの方々によるmooonの商用利用は自由だそうです。
発行できるチェーンはPolygonとAstarを選択でき、Ethereumチェーンも今後実装予定とのこと。
NFT配布サービスの事例
- 書籍販売に合わせた表紙NFTの販促配布
- 古事記プロジェクト「斬舞踊」での来場者記念配布
- MOKUMOKU×EIENシーシャ来場者記念配布
- Metagri研究所でのハロウィンイベント配布
mooonへのステーキング特典
dApp Stakingの報酬をステーカーとmooonを利用して頂いているクリエイターに最大75%還元
- ステーカー報酬(25~50%)
- クリエイター報酬:プロクリエイターへのサービス無償化
- コラボクリエイター作品のエアドロ
- アートボード、洋服、NFT、Coin
情報引用元:https://twitter.com/mooon_nft/status/1758707019438346422 (2024/2/17)
DeStore
DeStoreは、ブランドがWeb3コマースを採用し、自己主権(管理者を介さず自身で情報を管理すること)を持つことを可能にする、便利で安全な直販(DtoC)セールスを促進する技術サービスプロバイダーです。マーケットにおける、物理的な世界とブロックチェーンベースのデジタル領域の間の橋渡しを担うプロジェクト、という感じでしょうか。
日本のサードパーティ・ロジスティクス企業である株式会社イー・ロジットと提携することにより、日本にてサービスを展開することが可能です。(イー・ロジットはEC・通販物流に専門特化した物流代行を主な業務としています。)
DeStoreの計画には、あらゆる商品の内側に入れることができるカード(デジタルツイン・クレームカード:DTCC)を提供し、その商品が従来のEコマースチャネル(物理的な店舗など)で購入された場合、購入者はDTCCを使ってデジタル上のアセット(デジタルツイン)を請求することが可能になります。
日本企業は、DeARの高度な拡張現実(AR)と製品検証機能を活用し、Web3で製品を発売することができます。
DeStoreのステーカー報酬について
2期(Vote期間+Build & Earn期間を2回)に渡って2%の株式を提供し、1期ごと(4ヶ月)に株式の1%を放出する。
(”株式”とそのまま直訳しましたがおそらくは開発者報酬のことなのかなと推測しています)
- 25000ASTR未満のステーカー:株式配分の0.25%を受け取れる
- 25000ASTR以上のステーカー:株式配分の0.75%を受け取れる
- 将来DeStoreがトークンを発行する際、ステーク量に相当するトークンが発行されます。
MoonFit
MoonFitはすべての人がアクティブなライフスタイルを受け入れ、健康でいられるようにすることを目的とした、クロスチェーンのソーシャルフィットネスアプリです。Web3とNFTを活用し、ユーザーにインセンティブを与え、やる気を起こさせ、多様なトレーニングやカロリー消費を促します。
MoonFitはiOSとAndroidの両方で利用可能で、Apple Watchのようなウェアラブルデバイスにも対応しています。
MoonFitのステーカー報酬について
- 開発者報酬の内20%をステーカーに分配
- MoonFit限定トークン、NFT、バッジ、アプリ内報酬ブーストなど。
- 7000ASTR以上のステーキングでMoonBeast NFTをフリーミント
Lucky! Astar no-loss Lottery
dAppステーカーに「Raffle(抽選会)」を提供します。
1Era(約1日)ごとにクジが行われ毎日Webサイト上で発表されます。それに当選すれば通常のステーキング報酬に加えて当選金としてASTRを獲得することができます。
当選したときの報酬は?
当選金はLuckyにステーキングされている全てのStaking量によって変わるため、全体の量が増えれば1回あたりの当選金が増える、という設計になっています。
当選確率は?
確率は公表されていませんが、ステーキングしている量が多いユーザーは当選確率は上がるそうです。
ですが、大口ステーカーばかり当選が続いてしまうのも少資金ユーザーからすると不公平感もあるのでそのあたりの対策はしっかりされています。一度当選したユーザーは再度参加するには10Era(約10日)待つ必要があるとのこと。
The Royal Raffle
Royal Raffleは、Kusama Kingdom NFTプロジェクトから生まれたプロジェクトで、私たちの目的はAstarのエコシステムにもっと溶け込み、サポーターの皆様に毎月楽しいラッフルを提供することです。
開発者報酬の内70%はASTRのDefiの流動性をサポートするために使われ、10%は継続的な開発をサポートするためにチーム内で分配されます。
抽選に参加するには
Royal RaffleにdApp StakingでASTRをステーキングするだけ!
その後、毎月の抽選に参加し、幸運な当選者1名に毎月の開発者報酬の20%+追加賞品が当たります。
あなたのオッズは、あなたのステーキングした額とdAppへの総ステーク額の合計に基づいて計算されます。
Xアカウント(@RoyalRaffledapp)をフォローして、毎月の追加賞品の最新情報をご確認ください。
トークン等の還元はないが何らかの報酬があるdApp
前置きが長くなりましたが、ここからはステーキング報酬というわかりやすい形での還元はなくとも、2024年2月現在もそれぞれの目標達成のために活動を続けているdAppを紹介していきます!
個人的な観測範囲になるため、ここに掲載していないdAppsは活動していない、ということでは決してありませんので悪しからず…。
主に日本語圏のdAppだったり、私が個人的に応援しているプロジェクトだったりしています(ただただどんな活動をしているのか知ってほしい…!)
Astar Sign Witch
NFTプロジェクトとしてスタートしたAstar Sign Witchは、星座をモチーフにした12人のキャラクターをジェネラティブNFTとして2022年5月に販売し、10800部を完売しました。
その後、コミックの展開を広げアパンダ編集部とニコニコ漫画による新人漫画賞「熊猫杯2022」で受賞。2023年6月からは「SignWitch-サインウィッチ-」としてWebComicアパンダ(コミックウォーカー及びニコニコ漫画)にて連載を開始し、2024年1月には単行本1巻が発売されています!
1巻発売の際、NFTホルダーには著者であるDiceさんの直筆サイン入り単行本+リアルグッズがゲットできるなどのホルダー還元がありました。今後もステーカーにはサイン本やグッズ、新しいNFTの特典があるとのことです!
開発者報酬の用途は、漫画のアシスタントさんへの報酬だったり、音楽やイラストなどのWitchの世界観を広げるクリエイティブに使用されたり、海外ホルダーに向けて英語の翻訳版を出すといった計画があります。そして何より作者さんのモチベーションに繋がります!!!
現在開発中の「Re.Monster」というブロックチェーンゲーム(Astar Networkではないですが)とのコラボレーションも決まっており、Astar Sign Witchのキャラクターたちがゲーム内で使用できる予定です。こちらも楽しみです!
I am xAlice
X (旧Twitter) フォロワー数17万人、「絵師100人展」「ホロライブ」等でのイラスト制作など、各方面でめざましい活躍を見せる「ちょん*」氏をキャラクターデザインに迎え、株式会社リードエッジコンサルティングが企画運営するWeb3発の”仮想世界 “と “AI “をテーマにした新規アニメーションIPを制作するIP共創プロジェクトです。
2023年9月に公式webサイトの公開を記念して、Astar Network上の記念イラストNFT(譲渡不可)を期間限定で無料配布し、9/21~9/28の期間中に31,376枚ミントされました。
プロジェクト第一弾として3333個のNFTコレクションを2023年11月にセールが行われ完売。NFTホルダー限定の特別オークションも開催されました。
ステーカー報酬について(プレゼントキャンペーン)
ステーカーには、抽選で以下の特典をプレゼントします!
- xAlice Origin NFT
- I am xAlice NFT
- 記念オリジナルNFT
- サイン本
- フィジカルグッズ 等
情報引用元:https://twitter.com/xalice_NFT/status/1759532329616433379 (2024/2/19)
KEKKAI
NFTや仮想通貨を始めとしたWeb3領域における盗難や詐欺被害に対して、さまざまな角度からセキュリティソリューションを提供する日本を拠点にした会社となっております。現在「KEKKAI」というセキュリティプラグインをユーザー向けに開発運営しております。
Astarと共に、KEKKAIがセキュリティの問題を解決し、ユーザーがAstarでWeb3.0の世界を探索しながら、より良い安全な体験ができるよう、来るべき大量導入に向け、より多くの協業の機会を求めていきたいと考えています。
ステーキング特典
- 「50 KEKKAI Point」を付与(2/29時点でKEKKAIにステーキングしている全ユーザーが対象)
情報引用元:https://twitter.com/0xKekkai/status/1760272421545013262 (2/21)
◆Web3セキュリティ会社KEKKAIが、シードラウンドで2.3億円の資金調達を実施し、新製品KEKKAI Mobileをリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000115914.html
◆Web3セキュリティ会社KEKKAIが能登半島地震にDapps Staking報酬を全額寄付https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000115914.html
◆Web3詐欺防止ツールKEKKAIの全世界累計ダウンロード数が1万を突破!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000115914.html
ステーカー報酬は明言されてないけど応援したい日本発のdApp
CANDY GIRL
2022年9月株式会社ツインプラネットは、世界的に有名なアーティスト天野喜孝が108体の天使をテーマに描いたファインアートコレクション「CANDY GIRL」とデジタルテクノロジーを掛け合わせ、グローバルに展開するWeb3・エンターテインメントプロジェクトとして始動しました。PFPプロジェクト以外にも多くのユーティリティやホルダー特典を提供します。
今後もアートから生まれたIPとして、アート・ミュージック・ストーリー・ファッション・フード・デジタルを複合的に掛け合わせ、様々なジャンルで「CANDY GIRL」のエンターテインメントコンテンツを世界へ発信してまいります。
CANDY GIRLの実績
2022年12月に最初のNFTコレクション2222個が48時間以内に完売し、オークションに出品された7点の作品も当時12,500ドルで落札されました。
- 2016年には三越銀座店で開催された東京ポップカルチャークローズアップイベント「Discover Tokyo」とコラボレーション。
- 2017年には「東京ガールズコレクション」のキービジュアルに「CANDY GIRL」が起用。
- ツインプラネットが運営する「KIKKA GALLERY」は、「第14回 渋谷芸術祭2022 ~SHIBUYA ART SCRAMBLE~」に参加し、コンテンツ企画展「CANDY GIRL BY YOSHITAKA AMANO」を開催。
- バーチャルK-POPアーティスト「APOKI」のMVに出演
- 【TGC 北九州 2023】【SDGs推進 TGC しずおか 2024】キービジュアルに起用
- 2024年2月3日に開催された「oomiya presents TGC 和歌山 2024」のキービジュアルにCANDY GIRLが採用
Heroic Animals
WEB3発のキャラクターIPプロジェクトです。Astarネットワーク上にてフルオンチェーンジェネラティブNFTをリリースしました。2023年5月にNFTのセールを開始し、7月には1000個ものNFTが完売されています。
このプロジェクトのファウンダーは、マルチに活躍されているアーティストの東雲いづる氏(@grifonbk)。カートゥーン調からサイバー、マンダラアートまで様々な作風を使いこなすマルチプレイヤーです。
クリエイター発のIPプロジェクトなので、作れる作品は無限大です。今後はWeb3企業やチームとの連携も進めていく予定です。多数のキャラクターグッズに加え、コミックスの制作も決定いたしました。世界に羽ばたくIPとして、NFTの夢をブロックチェーン技術で実現します。
Astar上で初のフルオンチェーンジェネラティブ
一般的なNFTプロジェクトは、画像データはブロックチェーン上でない別のサーバーに保管したものを呼び出している事が多いのですが、HeroicAnimalsのNFTはすべての画像データをブロックチェーン上に記録しているのです。もしEthereumチェーン上でHeroicAnimalsをフルオンチェーンしようとしたら10億円相当(!!?)ものガス代になっていたのが、Astar Networkの安価なガス代では可能となりました。
Astarネットワークはブロックあたりの容量が少なく、フルオンチェーンのNFT生産の難易度が他のチェーンに比べて高いという困難がありましたがこれを克服するため、大容量の画像データをチェーンに上げる技術を開発しました。
プロジェクトの目的
今後の予定
- HeroicAnimals NFTホルダー特典グッズ発送予定(ステッカー、立体バッジ等)
- NFTホルダーのみが利用可能なコミックへのアクセス
Astar Cats
Astar Network初の猫NFTコレクションとして、2022年4月にスタートしたNFTプロジェクトです。AstarCatsのアートはCC0(クリエイティブ・コモン・ゼロ)になっており所有するNFTのイラストを二次利用することが可能です。
現在はセカンドコレクションのODENPETSも展開されており、後述するCOSMIZEでもODENPETSのキャラクターをアバターとして使えるようになっていたりと、Astar Network上のプロジェクトにクリエイティブなリソースを提供・サポートしています。
今後はNFTステーキングやGameFiなどの計画があり、dApp Stakingでの開発者報酬はそれらの開発に利用されるとのことです!Astar zkEVM上のDEXとしてローンチされる予定の「Very Long Swap」とのコラボレーションも予定されています。
また、AstarCatsもブロックチェーンゲーム「Re.Monster」(開発中)とのコラボが決まっており、リリースされるのが楽しみです!
COSMIZE
COSMIZE は、”A place for connecting your passion”をビジョンとしているAstar Network上で開発されたメタバースプロジェクトです。Cosmos(宇宙)とCustomize(カスタマイズ)を組み合わせた造語で「コスマイズ」と読みます。
8年以上XR領域で開発・ビジネス経験があるチームメンバーにより運営されています。COSMIZEは、人々が現実世界で感じる制約を感じることなく自身を表現できるデジタル空間の実現を目指しています。
コスマイズは、PCブラウザ対応に加え2023年7月にはiOS版アプリをリリース、8月にはAndroid版もリリースしました。
2022年9月に発売したメタバース上の仮想部屋ROOMへのアクセスキーNFTは3000個を完売しています。
◆博報堂キースリー主催、トヨタ自動車協賛のweb3グローバルハッカソンがCOSMIZEにて開催決定https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000115915.html
◆インキュベーションプログラムのデモデイをオンライン、オフラインハイブリット開催https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001399.000000196.html
◆熊本県における「NFT・メタバース を活用した 球磨焼酎のブランド力向上」に向けた取組みについてhttps://www.mizuhobank.co.jp/release/pdf/20230927_4release_jp.pdf
Astar Farm
Astar FarmはDeFiとゲームが融合したGameFiプロジェクトで、ASTRをかけて畑に種を撒き作物を育てることで報酬・利益が得られるブロックチェーンゲームです。国内でNFT関連のサービスを提供しているCryptoGames(クリプトゲームス)によって開発・運営されています。
作物は3種類であり、収穫できる作物によって得られるASTRの量に変化があるのですが生育の途中で虫に喰われてしまったら収穫ができない…(満期になるまでロックも解除できない)といった運要素の強いのが特徴です。
2022年7月にはスナック菓子メーカーのCalbeeとのコラボ記念NFTを1万名に無料配布を行ったり、限定NFTホルダーのみにお菓子のポテトデラックスの現物をプレゼントするといったキャンペーンも行われました。
最近の情報
- 2023年8月以降、種を植えてから収穫できるまでのロック期間が21日間のみになっています。
- 2023年12月にアップデートがあり、AstarFarmガチャが実装されました!
Slash Vision Labs
「Slash Payment」という暗号資産による決済ソリューションを開発。日本企業が暗号資産を決済手段として簡単に受け取ることができる市場環境を作ることを目指しています。
様々なチェーンに対応していて、あらゆる種類のERC20トークンを決済手段として用いることができ、加盟店はUSDT、DAI、JPYCといったステーブルコインで売上を受け取ることができます。
決済の導入はとてもシンプルでKYCも不要。オンラインだけでなく実店舗でもSlash決済の導入が進んでいます。
現在、収益源はSlash Payment製品のみですが、まもなくSlash VaultsというNFT対応製品をリリースする予定です。また、暗号資産を利用した独自のクレジットカードも発売する予定とのこと。
NFT Pocket | LOYLE
LOYLEは、LINEでNFTホルダーの顧客管理とOne to Oneマーケティングができる企業向けのSaaSです。
LINEアプリ内から瞬時にNFTウォレットが作成できる「NFT Pocket」を活用して、企業向けのLINE x web3顧客管理ツールを提供しています。
NFT Pocketは、Astar(EVM)チェーンに加え、EthereumとPolygonチェーンにも対応しており、ウォレット内のNFTを閲覧できたり、Metamaskなどの外部ウォレットとの連携できる機能も備えています。
JPYC
JPYCはパブリックブロックチェーン上で作られたプリペイド型のステーブルコインですが暗号資産ではなく、前払式支払手段(プリペイド)です。Ethereum、Polygon、Gnosis、Shiden、Avalanche、Astarで発行されており、JPYC Appsで1JPYC=1円として利用ができます。
JPYCは、インターネット上のVisa加盟店なら世界中どこでもクレジットカードと同じように使えるVプリカギフトなどと交換して日常のお買物に使うことができます。
Astar dApp Stakingを通じて、日本円のステーブルコインとして、ShidenとAstarのエコシステムの発展に貢献していきます。
◆日本円ステーブルコインのJPYC|エンジェル税制適用企業として申請が認可され、東京都のエンジェル税制事前確認企業一覧に登録されました
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000212.000054018.html
◆日本円ステーブルコインのJPYC|累計発行額が25億円を突破!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000211.000054018.html
◆日本円ステーブルコインのJPYC|地域支援への感謝をデジタルで表現、「ふるさと納税SBT」を用いた新たな取り組みを開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000206.000054018.html
【まとめ】まだまだ他にもdAppはあります
執筆時点(2/17)では65個ものdAppsが登録されていて、全てをここでご紹介したいところですが、今回は主に「独自にステーカー報酬を用意しているプロジェクト」と「私が応援していたり動向を追っているプロジェクト」を中心にお伝えいたしました。
現時点でもAstar ForumでdApp Stakingの登録申請をしているプロジェクトもいくつか出てきておりますので、dApp Stakingに追加されたらまたこの記事に追加したりしてご紹介したいとも思います。
今回のご紹介した内容で気になるdAppが見つかりましたら幸いです!
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