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Polygon BridgeでETHをEthereumチェーンにブリッジしようとしたら、ガス代不足で止まった話

Polygon

かれこれ1年前になりますか…
仮想通貨の送金や移動の経験が少なく不慣れな状態で、Polygon Bridgeを使ったときのお話です。(今も今回のことがあって資金移動は怖くなっているのですが)

タイトルにもありますように、ETHをPolygonからEthereumに移そうとしたら、EthereumでのETH残高が少なすぎてブリッジのガス代が足らず、Pending状態で止まってしまったのです。

結論で言えば、ガス代用のETHをウォレットに入金して処理を再開させることで解消しました

未だに仮想通貨の送金や移動をするときは慣れていなくてドキドキしてしまうのですが、Polygon Bridgeを使おうとする人に、こういうケースもあったよ!ということを伝えたくて、記事にまとめました。

この記事を読むと、以下のポイントに納得いただけると思います。

  • Polygon BridgeでPendingになった処理を、途中から再開してブリッジ完了までの流れがわかる。
  • EthereumのETHは十分に用意しておこう!と強く思えるようになる。
  • 現在のEthereumチェーンでのガス代がどれぐらいかかるかの指標を知ることができる。

この記事がどなたかの参考になりましたら幸いです!

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状況説明

イーサ側のETHがないからブリッジしようとしたのに、イーサ側のETHをガス代として使うという仕様のためにペンディングになってしまった図

私が陥った大まかな状況を説明をします。

  1. Ethereumチェーン上で発行されるNFTのフリーミントの事を知る。
  2. 保有ウォレット内のETHがほとんどないからミントできない!
  3. PolygonチェーンのETHなら0.01ETHぐらいあるから、ガス代相当分をブリッジしよう。
  4. Polygon Bridgeのブリッジの際にかかるガス代は送る側のチェーンの基軸通貨(Matic)のみと思いこんでいた。
  5. Ethereumチェーンに刻むトランザクションのためのガス代が不足していてPendingに陥る…

再開するに当たっての事前準備

Polygon Bridgeを使うたびにPending(1)となっていて気持ち悪いので、再チャレンジしてみたいと思い記事にまとめました。

これだけあればガス代は大丈夫なはず。
ガストラッカーも要チェック

今回のPending解消のためEthereum側のETHを少し用意しました!

ガス代が安いときを見計らって再チャレンジです。

Pendingで止まった処理を再開してブリッジを完了させるまで

Pending状態の処理を表示する

Polygon Bridgeのトランザクション一覧を開きます。

https://wallet.polygon.technology/polygon/transactions

1年間、この状態でPendingを放置していました😂

この処理の右下にあるCompleteをクリックします

処理を再開します

「Transfer In Progress」のポップアップが表示されます。

InitializeとWithdrawal Initiatedの間で処理が止まっている様子がわかります。

Pending状態だが、チェックポイント?に到達しているみたい

(トランザクションはSuccessしている→つまりnonce値を指定して0ETH送ってトランザクションをキャンセルする、という方法が取れないのだそう)

「イーサリアムアカウントにて資産を受け取る前にもう一度トランザクションを完了させる必要があります」とのこと。

処理を進めるため、Continueで次へ進みます。

メタマスクでトランザクションを通します。

メタマスクのポップアップが表示されます。

このトランザクションのガス代の見積もりが表示されました。今回はトラッカーを見ると10~11gweiぐらいだったので、およそ$5.5分ぐらいのガス代が発生するそう。

(メタマスクの見積もりは少し高めなんですよね…)

前回はこのトランザクションのガス代が足らずにここで止まったのでした。

今回は十分に用意したので大丈夫です!確認で進みます。

Withdrawal Initialatedがチェック済みになり、トランザクションが通るまで少し待ちます。

処理が完了

トランザクションが通ったら「Transfer completed successfully」の表示に変わりました。

今回はネットワークがあまり混んでいなかったようなので、30秒もかからずに完了となりました。

あれ、意外とあっさり終わりましたね…

トランザクションをチェック

まずはブリッジ完了後のETH残高ですが、0.0535 ETHとなりました。

送ったETHは、0.00503 ETHだったのですが、ガス代でかかった分がその分引かれて反映されていますね。

EtherScanでトランザクションを確認して、実際に掛かったガス代をチェック。

今回ガス代でかかったのは、10.32gweiで0.00263 ETH(約$4.28)ということでした。

やはりEthereumはガス代が気になっちゃいますね…😅

とはいえ、一年ずっと放置していたPendingがようやく解消されてホッとしました!

今回の学び

ガス代資金を送るためにPolygonからEthereumチェーンにブリッジするのはやめよう!

今でこそ、メタマスク上でETH等の暗号資産を購入する機能が追加され、資金が足りなくなったときの緊急事態に対応できるようになりました。

でも、去年の今頃は取引所から送金や保有ウォレット内資産をスワップ・ブリッジしたりするなどして持ってこないといけなかったので、資金移動の際に発生するガス代がストレスでした。

それを避けてブリッジで済ませようとしたらこんなことに😂

Ethereumは時々とんでもないガス代になるときがありますからね…そのお陰で、Gas Tracker等で混雑状況を確認する癖も付きました。

仮想通貨の資金移動に関する初歩的なところで躓いてしまいましたが、ガス代のための資金を用意する場合はケチらず余裕を持って用意したほうがいいなと改めて思いました。

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