ガス代用資金を補充するため、メタマスクの「Buy & Sell」機能を使って5000円分のETHを購入してみました。今回はその購入~ウォレット着金までのフローと国内取引所との比較を掲載しています。
この機能は2023年4月頃から提供開始されていたのですが、いつの間にか日本円でも購入できるようになっていたんですね。2023年12月現在は170カ国以上がサービスの対象になっているようです。
MetaMaskに実装された仮想通貨を売買する機能で、2023年12月現在は170カ国以上がサービスの対象になっていて日本もその一つに含まれています。
Buy & Sell機能でのMetaMaskはプロバイダとの仲介役となり、仮想通貨を購入するための選択肢を提供します。そして選択したプロバイダに対して仮想通貨の注文情報を送り、注文情報を受け取ったプロバイダがトランザクションを実行することで注文が処理されるのだそうです。
Ethereumメインネットを含む9つのネットワークでこの機能がサポートされています。
MetaMaskのBuy機能でETHを購入するフロー
では早速、購入していこうと思います。
「Buy & Sell」ボタンをタップ!
以下のURLに遷移しました。
利用する通貨を決定するため、所在地の国を選択します。
検索バーに「ja」と入れれば、Japanが選択しやすくなりました。
所在国が「JP」、利用通貨が「JPY」になっていることを確認し、購入する通貨を選択できたら(今回はEthereum)、金額を入力しましょう。
右側に、Metamaskが提案する取引所の候補が表示されました。
30秒ごとに見積もり額が変わっていきます。
取引所を選択しようとすると、ウォレットの接続が促されますので、Connect MetaMaskで接続しましょう。
今回は「mercuryo」を選択してみました。
取引所をクリックしたら、別のサイトへ移動となりました。
これはmercuryoの決済ページのようですね。
このフォームにEメールアドレスを入力すると、継続するボタンが押せるようになります。
確認のためのコードが入力したEメールアドレス宛に送信されました。
メールに届いたコードを先程の入力欄に入力します。
個人情報を入力します。
入力する情報は苗字と名前だけでした。
このときの名前は英語表記で入力します。
英語で、ダッシュとスペース以外の特殊記号を含まない。
カードの情報を入力します。対応しているカードブランドはVISAかMastarCardのどちらかです。
※日本国内で発行された一部のカードは決済できない場合があります。
今回私は、PayPayカード株式会社から発行されたPayPayカード(VISA)を利用しました。
利用するカードで本人認証サービス(3Dセキュア、ID Checkなど)を予め設定していた場合は、ここで認証画面となります。
今回はワンタイムパスワード認証でした。
これを入力し送信したあと、一瞬別の画面が表示されたのですが、すぐに処理中の画面に変わります。
少し待ったあと、このメタマスクの画面になったら購入手続きはおしまいです!
詳細欄に、購入時のETHのレートや手数料など記載されていますね。日本円表記なのがありがたい…!
あとはウォレットへ反映されるまで待ちましょう。
購入完了から5分かからずにウォレットへ反応されました!
思ったよりも早い着金でした。
このときのガスのBase Feeは、15~18gweiで比較的安定していたので、トランザクションが混んでいないからかなと思います。
MetaMaskのBuy機能って損なの得なの?国内取引所との価格比較
MetaMaskの「Buy & Sell」機能って、実際のところ手数料とか多く取られたりするの?どうなの?という点が元々気になっていたので、検証してみます。
比較材料として、同じ時間帯の国内取引所(比較例としてGMOコイン)での価格を見てみましょう。
GMOコインの「取引所」(現物取引)
こちらはGMOコインの「販売所」
※どちらも同じ時間では有りませんが、MetaMaskでの決済から30分以内のものです。
今回MetaMaskで購入した明細はこのようになりました。
ETHの購入費用と別に¥315.33が手数料(5000円の6.3%)として引かれています。
そのため、4,684円分が0.01448ETHの購入費用に当てられました。
取引所の成行買い | MetaMaskのBuy機能 | 販売所での購入 | |
0.0144ETH分の購入 | 4,586円 | 4,684円分 | 4,700円 |
JPY / ETH のレート | 318,468円 | 323,518円 | 326,337円 |
価格面で見ると、国内取引所の「取引所」で成行買いした場合が最安ですね。(ここで成行買いとしたのは、時間に余裕がなく今すぐETHが欲しい!という状況を考慮しています。)
MetaMaskのBuy機能での価格は、「販売所」と同じくらいの金額かそれより少し安い印象があります。
MetaMaskのBuy機能まとめ
MetaMaskで直接仮想通貨を購入できるメリットは、やはり直接ウォレットに入金されるので取引所からの送金プロセスを省けるというのが一番大きいと感じました。
ブロックチェーンが混み合っていなければ着金も早いです!
以上が、MetaMaskに備わっている機能でETHを購入してみた流れです。仮想通貨の入手は状況によって使い分けるといいですね。
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